しょう‐ごく【訟獄】
うったえごと。訴訟。「—の為めに非常の不利を被むるが如き感覚」〈島田三郎・条約改正論〉
しょうねつ‐じごく【焦熱地獄】
八大地獄の第六。五戒を破り、かつ邪見の者が落ちる所。猛火に責め苦しめられるという。炎熱地獄。
じ‐ごく【地獄】
《(梵)naraka(那落迦)、niraya(泥黎)の訳。地下の牢獄(ろうごく)の意》 1 仏語。六道の一。この世で悪いことをした者が死後に行って苦しみを受けるという所。閻魔(えんま)大王が生前...
じごく【地獄】
《原題、(フランス)L'Enfer》マロの詩集。1526年、四旬節に肉食をした罪で投獄された際に書かれた詩を、1542年にエチエンヌ=ドレがマロに無断で出版したもの。 《原題、(フランス)L...
せつ‐ごく【折獄】
裁判すること。また、その判決。
ぞうせん‐ぎごく【造船疑獄】
昭和28〜29年(1953〜54)に起こった、計画造船による融資割当などに絡む海運・造船業界と与党自由党との贈収賄事件。犬養健法相の指揮権発動により捜査は打ち切られた。
たい‐ごく【大獄】
重大な犯罪事件で多くの人が捕らえられること。「安政の—」
だいきょうかん‐じごく【大叫喚地獄】
八大地獄の第五。叫喚地獄の下にあり、五戒を破った者が落ちるとされ、呵責(かしゃく)の激しさに大声で泣き叫ぶという。
だいぐれん‐じごく【大紅蓮地獄】
八寒地獄の第八。極寒のために亡者のからだが裂け、赤い蓮の花のようになるという地獄。
だいしょうねつ‐じごく【大焦熱地獄】
八大地獄の第七。焦熱地獄の下にあり、炎熱で焼かれ、その苦は他の地獄の10倍とされる。五戒を破った者および浄戒の尼を犯した者が落ちるという。