たまものまえあさひのたもと【玉藻前曦袂】
浄瑠璃。時代物。五段。近松梅枝軒・佐川藤太合作。文化3年(1806)初演。浪岡橘平らの同名の先行作を改作。天竺(てんじく)から唐土・日本と渡った金毛九尾の狐の伝説を脚色したもの。
たまも‐よし【玉藻よし】
[枕]《「よ」「し」は間投助詞》讃岐(さぬき)の海の藻をほめる意から、「讃岐」にかかる。「—讃岐の国は」〈万・二二〇〉
たま‐や【玉屋】
1 玉2㋐をつくったり売ったりする店。また、その人。 2 江戸時代、シャボン玉を売った人。 花火製造元の屋号。江戸時代、鍵屋(かぎや)と並称され、その花火は両国の川開きで名物だった。
たま‐ゆら【玉響】
[副]少しの間。ほんのしばらく。「—も心を休むべき」〈方丈記〉 [補説]「玉響(たまかぎる)きのふの夕見しものを今日の朝(あした)に恋ふべきものか」〈万・二三九一〉の「玉響」を「たまゆらに」とよ...
たま‐よけ【弾除け/玉除け】
銃弾を防ぐこと。また、防ぐもの。
たまより‐ひめ【玉依姫】
《「たまよりびめ」とも》 神霊を宿す女性。巫女(みこ)などの称。 日本神話で、海の神の娘。鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の妃となり、神日本磐余彦尊(かんやまといわれびこのみこ...
たま‐ラシャ【玉ラシャ】
表面に毛羽(けば)を立て、小さい玉状に丸めてある毛織物。コート地などにする。
たま‐わた【玉綿】
収穫したままで、種を除いてない綿花。「今まで—を繰って」〈浮・織留・六〉
玉(たま)を懐(いだ)いて罪(つみ)あり
《「春秋左伝」桓公一〇年から》身分不相応のものを持つと、とかくわざわいを招くことになる。
玉(たま)を転(ころ)がす
非常に高く美しい声の形容に用いる言葉。「—ようなソプラノ」