けいさん‐えん【珪酸塩】
二酸化珪素と金属酸化物からなる塩。アルカリ塩以外は水に溶けず、一般に融点が高く、融解して冷却するとガラス状になることが多い。
けいさんえん‐こうぶつ【珪酸塩鉱物】
珪酸塩の形で存在する鉱物。地殻を構成する大部分の造岩鉱物をなし、種類も多い。長石・雲母(うんも)・角閃石(かくせんせき)・輝石・橄欖石(かんらんせき)の類。
けいさん‐ナトリウム【珪酸ナトリウム】
ナトリウムの珪酸塩。ふつう、メタ珪酸ナトリウムNa2SiO3をさす。濃い水溶液は粘性のある液体で、水ガラスとよばれ、接着剤・石鹸(せっけん)配合剤などとして用いる。珪酸ソーダ。
けい‐しつ【珪質】
岩石や鉱物などが、二酸化珪素を多く含有する性質。「—岩」
けいしつ‐がん【珪質岩】
二酸化珪素に富む岩石。微小の石英粒子の多い岩石。
けい‐しゃ【珪砂】
主に石英粒からなる砂。花崗岩(かこうがん)などの風化で生じる。珪石を粉砕した人工珪砂もある。ガラスの原料、鋳物砂、研磨材に使用。石英砂。けいさ。
けい‐さ【珪砂】
⇒けいしゃ(珪砂)
けい‐しょう【桂漿/珪璋】
彫漆(ちょうしつ)の一。地は黄漆、表面は黒漆で彫り目に赤い筋が1本または2本あるもの。
けい‐せき【珪石】
ガラス・陶磁器・セメント・煉瓦(れんが)などの原料となる珪酸質の岩石。白珪石・軟珪石・炉材珪石など。
けいせき‐れんが【珪石煉瓦】
珪石を主成分とする、酸性耐火煉瓦。製鋼用の平炉などの築造材料として用いる。