あずま‐ごと【東琴】
和琴(わごん)の異称。
あずまりゅう‐にげんきん【東流二弦琴】
八雲琴(やくもごと)を実用的に改良した二弦琴。明治の初め、初世藤舎蘆船(とうしゃろせん)が考案。主として家庭内で俗曲に使用された。
いずも‐ごと【出雲琴】
⇒八雲琴(やくもごと)
いちげん‐きん【一弦琴/一絃琴】
弦楽器の一。長さ約1.1メートルの杉または桐材の胴に、1本の絹糸の弦を張った琴。江戸時代に中国から伝わった。一つ緒(お)。須磨琴(すまごと)。板琴(ばんきん)。独弦琴。
いちげんのこと【一絃の琴】
宮尾登美子の時代小説。土佐を舞台に一弦琴に魅せられた二人の女性の半生を描く。昭和53年(1978)刊行。同年、第80回直木賞受賞。平成12年(2000)テレビドラマ化。
おり‐ごと【折り琴】
折り畳みができるように作った琴。「いはゆる—、継ぎ琵琶これなり」〈方丈記〉
かや‐きん【伽倻琴/加耶琴】
朝鮮の楽器。箏(そう)に似た12弦の撥弦(はつげん)楽器。新羅琴(しらぎごと)。
から‐ごと【唐琴】
昔、中国から渡来した琴(きん)・箏(そう)の総称。→大和琴(やまとごと)
きん【琴】
中国古代の弦楽器。長さ約120センチで、弦は7本。琴柱(ことじ)は用いず、左手で弦を押さえ、右手で弾く。上代に日本に渡来したとされる。現在は衰滅。
きん【琴】
[常用漢字] [音]キン(漢) ゴン(呉) [訓]こと 〈キン〉 1 弦楽器の一。古代中国で、七弦のこと。「琴瑟(きんしつ)・琴線/弾琴」 2 弦楽器。また、鍵盤楽器の類。「月琴・提琴・風琴・...