あずま‐ごと【東琴】
和琴(わごん)の異称。
あずまりゅう‐にげんきん【東流二弦琴】
八雲琴(やくもごと)を実用的に改良した二弦琴。明治の初め、初世藤舎蘆船(とうしゃろせん)が考案。主として家庭内で俗曲に使用された。
いずも‐ごと【出雲琴】
⇒八雲琴(やくもごと)
いちげん‐きん【一弦琴/一絃琴】
弦楽器の一。長さ約1.1メートルの杉または桐材の胴に、1本の絹糸の弦を張った琴。江戸時代に中国から伝わった。一つ緒(お)。須磨琴(すまごと)。板琴(ばんきん)。独弦琴。
いちげんのこと【一絃の琴】
宮尾登美子の時代小説。土佐を舞台に一弦琴に魅せられた二人の女性の半生を描く。昭和53年(1978)刊行。同年、第80回直木賞受賞。平成12年(2000)テレビドラマ化。
うらがみ‐しゅんきん【浦上春琴】
[1779〜1846]江戸後期の南画家。玉堂の長子。名は選。諸国遍歴ののち、京都に住み、頼山陽らと交わる。細緻鮮麗な山水花鳥を得意とした。
きょくてい‐ばきん【曲亭馬琴】
[1767〜1848]江戸後期の読本作者。江戸の人。本姓は滝沢。名は興邦(おきくに)。別号、大栄山人・著作堂。山東京伝に師事して黄表紙「尽用而二分狂言(つかいはたしてにぶきょうげん)」を発表。以...
たからい‐ばきん【宝井馬琴】
講談師。 (5世)[1903〜1985]愛知の生まれ。本名、大岩喜三郎。講談協会会長を務め、「寛永三馬術」「加賀騒動」などを得意とした。 (6世)[1935〜2015]静岡の生まれ。本名、山...
たきざわ‐ばきん【滝沢馬琴】
⇒曲亭馬琴(きょくていばきん) 杉本苑子の長編歴史小説。昭和52年(1977)、上下2巻で刊行。曲亭馬琴の半生を描く。