はえ・す【生えす】
[動サ変]「生える」に同じ。「柳こそ伐(き)れば—・すれ世の人の恋に死なむをいかにせよとそ」〈万・三四九一〉
はつ‐たけ【初茸】
ベニタケ科のキノコ。日本特産。初秋、松林に生える。傘は中央のくぼんだ山形から漏斗状になり、淡赤褐色で表面に色の濃い同心円状の紋がある。傷ついた部分が緑青色に変わるので藍茸(あいたけ)ともいう。食...
はつ‐もう【発毛】
[名](スル)毛が生えること。「—剤」
はま‐おぎ【浜荻】
1 浜辺に生える荻。《季 秋》 2 アシの古名。「草の名も所によりてかはるなり難波(なには)の蘆(あし)は伊勢の—」〈菟玖波・雑三〉
はま‐つづら【浜葛】
浜辺に生えるつる草。「駿河の海磯辺(おしへ)に生ふる—汝(いまし)を頼み母に違(たが)ひぬ」〈万・三三五九〉
はま‐な【浜菜】
浜辺に生える、食用の草。「阿胡(あご)の海の荒磯の上に—摘む海人娘子(あまをとめ)らが」〈万・三二四三〉
はま‐にがな【浜苦菜】
キク科の多年草。海岸の砂地に生える。地下茎は地中をはい、長い柄をもつ厚い葉を地上に出す。葉はふつう三〜五つに裂けている。夏、黄色い頭状花を開く。はまいちょう。
はま‐びし【浜菱】
ハマビシ科の一年草。関東以西の海岸に自生。茎は地上をはい、長さ約1メートル。葉は羽状複葉。夏、葉の付け根に黄色い5弁花が1個ずつ咲く。実は堅く、とげがある。種子は薬用。ハマビシ科の双子葉植物は亜...
はや・す【生やす】
[動サ五(四)]《「栄やす」と同語源》 1 生えるようにする。生えて伸びた状態にする。「ひげを—・す」「根を—・す」 2 「切る」の忌み詞。「御髪をもめされず、御爪も—・させ給はず」〈保元・下〉...
はんげ‐しょう【半夏生】
1 雑節の一。太陽が黄経100度にある日で、夏至から11日目。7月2日ごろにあたる。このころから梅雨が明け、田にカラスビシャク(半夏)が生えるのを目安に田植えの終期とされてきた。半夏(はんげ)。...