バイタル【vital】
[形動]生気にあふれているさま。活力に満ちたさま。「—に躍動する」「—な演奏」 [名]「バイタルサイン」の略。「—、正常です」
ばく‐ざつ【駁雑】
[名・形動]入りまじって純一でないこと。また、そのさま。雑駁(ざっぱく)。「書生社会に行わるる—なる転訛方語(なまりことば)」〈逍遥・当世書生気質〉
ひえ‐い・る【冷え入る】
[動ラ四] 1 寒さが身にしみとおる。冷えきる。「雪の降りたりし暁に立ちやすらひて、わが身も—・るやうにおぼえて」〈源・幻〉 2 体温がなくなる。生気が失せる。「ただ冷えに—・りて、息はとく絶え...
ひ‐から・びる【干涸びる/乾涸びる】
[動バ上一][文]ひから・ぶ[バ上二] 1 水分がすっかりなくなる。かさかさに乾ききる。「—・びたミカンの皮」 2 潤い・張り・生気がなくなる。「—・びた頭脳」
ひ‐じょう【非常】
[名]普通でない差し迫った状態。また、思いがけない変事。緊急事態。「—を告げる電話の声」「—持ち出しの荷物」 [形動][文][ナリ] 1 並の程度でないさま。はなはだしいさま。「—に悲しい」...
貧(ひん)に迫(せま)・る
貧乏になって困窮する。「—・ればとて、窃盗(どろぼう)なんぞするような」〈逍遥・当世書生気質〉
ふ‐ぎり【不義理】
[名・形動] 1 義理を欠くこと。また、そのさま。「多忙でつい—になる」 2 人から借りた金や物を返さないでいること。「茶屋への—と無心の請求」〈逍遥・当世書生気質〉
ふし‐しず・む【伏(し)沈む】
[動マ五(四)]伏して悲しむ。また、思いなげく。「面(かお)を掩(おお)いて—・む女児(めのこ)の姿のいじらしさに」〈逍遥・当世書生気質〉
ふじ‐ごり【藤行李】
「ふじごうり」の音変化。「衣服は洗わずして、久しく—の内におさむ」〈逍遥・当世書生気質〉
ふ‐じるし【不印】
[名・形動]《「不」で始まる語を略して「印」を付けたもの。「ぶじるし」とも》 1 不首尾。「校中の評判は—だそうだネ」〈逍遥・当世書生気質〉 2 不景気。「連年の—で皆も困るであろう」〈木下尚江...