でんがく‐どうふ【田楽豆腐】
長方形に切った豆腐を串(くし)に刺して火であぶり、味噌を塗ってさらに焼いたもの。田楽。おでん。《季 春》
でんがく‐ほうし【田楽法師】
田楽を演じることを専門の仕事とした僧形の芸人。田楽。
でんがく‐やき【田楽焼(き)】
豆腐・ナス・魚などを串(くし)に刺して火にあぶり、味噌を塗ってさらに焼いた料理。田楽。《季 春》
でん‐き【田器】
耕作に用いる道具。農具。「蒸気力を、—に用いんと欲し」〈中村訳・西国立志編〉
でん‐しゃ【田社】
古代、神田(御刀代(みとしろ))を与えられていたが、神祇官の神名帳に記録されていない神社。
でん‐しゃ【田舎】
《古くは「でんじゃ」とも》いなか。また、いなかの家。「さしもの名物を—の塵になさん事」〈平家・七〉
でんしゃ‐かん【田舎漢】
いなかの男。いなか者。田漢。「先生とは異って純然たる—」〈蘆花・思出の記〉
でん‐しゅう【田臭】
田舎くささ。やぼったさ。
でん‐しん【田紳】
紳士を気どってはいるが、やぼったい男。田舎紳士。
でんしんゆうらく【田紳有楽】
藤枝静男の短編小説。自己の真実と非現実の世界を織り交ぜた私小説。昭和51年(1976)刊行。同年、第12回谷崎潤一郎賞受賞。