た‐がめ【田鼈/水爬虫】
半翅(はんし)目タガメ科の昆虫。水田や沼にすみ、体長6センチくらい。体は長卵形で扁平、暗黄褐色。鎌状の前脚で他の昆虫や魚・カエルなどを捕らえて体液を吸う。かっぱむし。こうやひじり。どんがめ。《季 夏》
た‐がらし【田芥子】
1 キンポウゲ科の越年草。田や溝に生え、高さ40〜50センチ。葉は三つに深く裂けている。春、黄色い小花を多数開く。辛みがあり、有毒。漢名、石竜芮。たぜり。 2 タネツケバナの別名。
た‐がわ【田川】
田の間を流れる川。あぜがわ。
たがわ【田川】
福岡県北東部の市。筑豊炭田の中心都市として発展。昭和44年(1969)の閉山後はセメント工業が盛ん。人口5.1万(2010)。
たがわ‐し【田川市】
⇒田川
たがわ‐すいほう【田河水泡】
[1899〜1989]漫画家。東京の生まれ。本名、高見沢仲太郎。前衛美術グループ「MAVO」の一員として活動したのち、犬の軍隊生活を描いた「のらくろ」シリーズを執筆、絶大な人気を集めた。他に「窓...
たきりびめ‐の‐みこと【田霧姫命/多紀理毘売命】
日本神話で、天照大神と素戔嗚尊(すさのおのみこと)との誓約(うけい)のときに、素戔嗚尊の剣から生まれた三女神の一。福岡県の宗像(むなかた)大社の祭神で、沖津宮に鎮座するとされる。田心姫(たごりひめ)。
たくさり‐こうき【田鎖綱紀】
[1854〜1938]日本語速記術の創始者。陸奥の人。欧米の速記術を研究して日本語速記法を考案、明治15年(1882)に「日本傍聴筆記法」を発表した。他の著作に「新式速記術」など。
たくましき‐ボイラー【田熊式ボイラー】
水管ボイラーの一種。田熊常吉が大正2年(1913)に考案。上部の汽水ドラムと下部の水ドラムとを直水管群で直結したもの。多量の蒸気が得られる。
たくらだ【田蔵田】
ジャコウジカに似た獣で、ジャコウジカを狩るとき、飛び出してきて殺されるという。転じて、自分に無関係なことで死んだり傷ついたりするもの。愚かもの。まぬけ。「さてもさても、これほどの—は、なしと思ひ...