ばん‐とう【番頭】
1 商家などの使用人のかしら。営業・経理など、店のすべてを預かる者。 2 警護すること。見張りをすること。また、その役。「方々、きっと—つかまつれ」〈伎・勧進帳〉 3 風呂屋の番台に座る者。のち...
ばんとう‐かぶ【番頭株】
商店の使用人のうち、やがて番頭になる資格をもつ者。番頭なみに扱われている人。
ばんとう‐しんぞう【番頭新造】
江戸吉原の遊郭で、太夫に付き添って、身のまわりの世話や外部との交渉をした新造。番頭女郎。番新。ばんとうしんぞ。
ばん‐にん【番人】
番をする人。見張りをする人。
ばんば【番場】
滋賀県米原市の地名。もと中山道の鳥居本と醒井(さめがい)との間の宿場町。
ばん‐ばやし【番囃子】
能の略式演奏形式の一。1曲の謡全部を、囃子をつけて紋服・裃(かみしも)で舞台に着座したまま演奏すること。
ばん‐ぶくろ【番袋】
武士が宿直(とのい)のときに衣類などを入れた袋。また、雑物を入れる大きな袋。
ばん‐ぺい【番兵】
見張りの兵士。哨兵(しょうへい)。
ばん‐め【番目】
[名]歌舞伎で、上演にあたっての分類。初め通し狂言の中の幕の順序を示したが、のちには演目の順序を示すようになった。ふつう、1番目と2番目に分けられる。 [接尾]助数詞。ものの順序を表すのに用...
ばん‐や【番屋】
1 番人の詰めている小屋。 2 江戸時代、自身番のいた小屋。 3 知床半島で、漁師が夏の漁の間に泊まりこんだり、作業をしたりする小屋。