サマリウム【samarium】
希土類元素のランタノイドの一。灰色の金属。空気中で熱すると酸化物となり、熱水では水素を発生する。元素記号Sm原子番号62。原子量150.4。
さ‐みゃく【砂脈】
地震による液状化によって砂を大量に含んだ地下水が噴出した通り道。液状化の痕跡として地中に保存されるため、通り道となった地層の年代測定から、その地震がいつ頃発生したかを推定することができる。→噴砂現象
さるがく‐ざ【猿楽座】
特定の社寺の神事や法会に猿楽を奉仕し、興行の独占権を与えられた猿楽師の専業団体。中世初期に発生、大和・丹波・近江(おうみ)・伊勢・宇治などで形成された。現行の能は、主に大和の猿楽座の流れをくむ。...
さんか‐カルシウム【酸化カルシウム】
カルシウムの酸化物。石灰石を焼いて作る。水を注ぐと多量の熱を発生して水酸化カルシウム(消石灰)となる。漆喰(しっくい)・モルタルに使用。また消石灰・カーバイドなどの製造原料。化学式CaO 生石灰...
さんか‐バリウム【酸化バリウム】
炭酸バリウムを熱して得る、また、純粋なものは硝酸バリウムを強熱して得る、白色の粉末。水と反応すると多量の熱を発生して水酸化バリウムとなる。化学式BaO バリタ。バライタ。重土。
さんか‐ひまく【酸化被膜】
金属表面に発生する不動態の被膜。ふつう空気中の酸素に触れて自然発生する被膜をさし、金属と空気が直接触れることを防ぐ保護膜としての効果をもつ。
さんかぶんかい‐りょく【酸化分解力】
光触媒の機能の一つ。光エネルギーを吸収して、活性酸素を発生させ、光触媒物質の表面についた汚れや細菌、においなどを取り除く。消臭・抗菌・防汚などに応用される。→超親水性 [補説]酸化チタンなどの光...
さんか‐めいちゅう【三化螟虫】
イッテンオオメイガ(サンカメイガ)の幼虫。体長約2センチ。1年に3回発生する。稲の茎中に食い入る大害虫。
さん‐しょう【三焦/三膲】
漢方で、六腑(ろっぷ)の一。三つの熱源の意で、上焦は横隔膜より上部、中焦は上腹部、下焦はへそ以下にあり、体温を保つために絶えず熱を発生している器官とされる。みのわた。
さんしょく‐せつ【三色説】
色覚についてのヘルムホルツの学説。網膜に赤・青・緑の3色に対応する3種の光受容器が存在すると仮定し、光の波長の違いによって受容器が興奮して色覚が発生するというもの。ヘリングの反対色説と対立した。...