しろ‐もの【白物】
1 「白酒」「塩」「豆腐」をいう女房詞。 2 色がついた物に対して、白い物。「—家電」「—衣類」 3 「白物家電」の略。 4 石油業界で、見た目が透明な石油精製品を意味する白油の通称。
しろもの‐かでん【白物家電】
《普及し始めた当初は白い塗装が多かったことから》冷蔵庫・洗濯機・乾燥機・炊飯器などの、家庭用電気機器。白物。→黒物家電
しろもの‐にゅういんりょう【白物乳飲料】
牛乳にカルシウム・鉄・ビタミン・ミネラル・繊維などを加えた、白色の乳飲料。→色物乳飲料
しろ‐もめん【白木綿】
紡績糸を漂白したもの。また、染色していない木綿糸で織った織物。
しろ‐やか【白やか】
[形動][文][ナリ]いかにも白いさま。白くて美しいさま。「御足はいと—に可愛らしくて」〈逍遥・諷誡京わらんべ〉
しろ‐やまぶき【白山吹】
バラ科の落葉低木。よく分枝し、卵形の葉が対生する。初夏、ヤマブキに似た白い4弁花を開く。庭木にされる。《季 春》
しろ‐ゆもじ【白湯文字】
《「湯文字」は女性の腰巻きの意。遊女が赤腰巻きをつけたのに対して、一般女性は白腰巻きをつけたところから》近世、素人の女で売春をする者。私娼(ししょう)。
しろ‐よめな【白嫁菜】
ヤマシロギクの別名。
しろ‐よもぎ【白艾/白蓬】
キク科の多年草。寒い地方に分布し、高さ約50センチ。全体に白い綿毛で覆われ、葉は羽状に裂ける。秋、白い小花が穂状に咲く。からよもぎ。
しろ‐らか【白らか】
[形動ナリ]「しららか」に同じ。「歯ぐろめさらに、うるさし、きたなし、とてつけ給はず、いと—に笑みつつ」〈堤・虫めづる姫君〉