びゃく‐ごう【白業】
仏語。よい果報を受けるよい行い。善業(ぜんごう)。⇔黒業。
びゃく‐ごう【白毫】
白い巻き毛。→白毫相
びゃくごう‐じ【白毫寺】
奈良市白毫寺町にある真言律宗の寺。山号は高円(たかまど)山。霊亀元年(715)天智天皇の皇子志貴親王の山荘を寺としたと伝える。開基は勤操(ごんそう)。鎌倉時代に道照によって中国から一切経巻が伝え...
びゃくごう‐そう【白毫相】
仏の三十二相の一。眉間(みけん)にあって光明を放つという長く白い巻き毛。仏像では水晶などをはめ込んだり浮き彫りにしたりして表す。眉間白毫相。
びゃく‐さん【白散】
新しい年の健康を祈って、屠蘇(とそ)酒などとともに元日に服用する散薬。白朮(びゃくじゅつ)・桔梗(ききょう)・細辛(さいしん)などを刻み、等分に調合したもの。
びゃく‐し【白芷】
1 ヨロイグサの漢名。また、その根。漢方で鎮痛・鎮静薬などに用いる。 2 ハナウドの漢名。
びゃく‐じゅつ【白朮】
キク科植物のオケラやオオバナオケラの根茎。漢方で健胃・利尿薬などに用い、屠蘇散(とそさん)・蚊やりなどの材料ともする。
びゃく‐だん【白檀】
ビャクダン科の半寄生性の常緑小高木。高さ3〜10メートル。幹は直立して分枝し、葉は長卵形で先がとがる。花は鐘形で円錐状につき、黄緑色から紫褐色に変わる。果実は丸く、紫黒色に熟す。材は黄色がかった...
びゃくだん‐こう【白檀香】
ビャクダンの心材から作った香。
びゃくだん‐ゆ【白檀油】
ビャクダンの材を蒸留して得る黄色い油。揮発性で芳香があり、主成分はサンタロール。香料に用いる。