うめ‐ぞめ【梅染(め)】
1 紅梅の樹皮や根を煎(せん)じた汁で染めること。また、染めたものやその色。赤みのある茶色のものを赤梅、黒ずんだ茶色のものを黒梅という。 2 「梅襲(うめがさね)」に同じ。
うめのき‐ごけ【梅の樹苔】
ウメノキゴケ科の葉状の地衣類。松・梅などの老樹皮、岩石などの上に生え、表面は灰緑色または灰青色、裏面は暗褐色。大気汚染が進むと生育や分布が悪くなることから、環境保全の指標にされる。
うめや‐しぶ【梅谷渋】
染料の一。紅梅の根や樹皮を煎じた液。明礬(みょうばん)を媒染剤として、赤みのある黄茶色に染める。→木蘭地(もくらんじ)
うもう‐だに【羽毛蜱】
ウモウダニ科のダニの総称。体長0.4ミリほど。雄の第3脚が極端に肥大している。鳥の羽毛や皮膚の落ちくずを食べ、鳥の種ごとに別種のウモウダニが寄生する。
うら‐がわ【裏革/裏皮】
《「うらかわ」とも》 1 皮の裏側を表にして使うこと。また、そのように使った皮革。 2 鞄(かばん)や袋物などの裏に張った皮革。
うらじろ‐かんば【裏白樺】
カバノキ科の落葉高木。山地に生え、樹皮は灰白色。葉は広楕円形で縁に二重のぎざぎざがあり、裏面は白みを帯びる。果穂を猫の尾に見立てて、ねこしでともいう。
うら‐はぎ【末矧】
矢の箆(の)に羽の軸を接着し、桜皮・糸などを巻きつけた部分のうち、矢筈に近い部分。上矧(うわはぎ)。
売(う)り家(いえ)と唐様(からよう)で書(か)く三代目(さんだいめ)
初代が苦心して財産を残しても、3代目にもなると没落してついに家を売りに出すようになるが、その売り家札の筆跡は唐様でしゃれている。遊芸にふけって、商いの道をないがしろにする人を皮肉ったもの。
うりじょう‐か【瓜状果】
中果皮・内果皮が厚く、水分の多い多肉質の果実。スイカ・キュウリなど。瓠果(こか)。瓢果(ひょうか)。
うりはだ‐かえで【瓜膚楓】
ムクロジ科の落葉高木。山地に生え、樹皮は緑色の地に黒い縞(しま)があり、マクワウリの実の色に似る。葉は円形で先が三つないし五つに裂ける。初夏、黄色い花が総状に垂れて咲く。材は柔らかく、楊枝(よう...