うるし【漆/漆樹】
1 ウルシ科の落葉高木。山野にみられ、葉は羽状複葉で、小葉は楕円形。雌雄異株で、初夏、黄色い小花が総状に咲く。果実はほぼ球形で白黄色。樹液から塗料をつくり、果実からは蝋(ろう)をとる。中国の原産...
ウルシオール【urushiol】
日本産および中国産の漆の主成分。フェノール誘導体の一。皮膚にかぶれを起こさせる。明治39年(1906)三山喜三郎が命名、真島利行が構造決定。
うるし‐かき【漆掻き】
1 ウルシの樹皮に傷をつけて、にじみ出る生漆(きうるし)をへらでかきとって採集すること。また、その職人。《季 夏》 2 漆を精製するために、生漆を攪拌(かくはん)すること。また、その職人。
うるし‐かぶれ【漆瘡】
ウルシに触れたり接近したりしたときに起こる急性の皮膚炎。赤くはれて湿疹(しっしん)状となり、かゆみが激しい。うるしまけ。しっそう。
うる・む【潤む】
[動マ五(四)] 1 湿りけを帯びる。また、水分を帯びて、くもったようになる。物の輪郭がぼやける。「霧に—・む町の灯」 2 目に涙がにじむ。「目が—・む」 3 涙で声がはっきりしなくなる。涙声に...
うろこ【鱗】
《「いろこ」の音変化》 1 動物の体を覆って保護する硬い薄片。魚類では真皮から形成されたもの、爬虫(はちゅう)類・鳥類や哺乳類の一部では表皮が角質化したもの。こけら。 2 「鱗形(うろこがた)」...
うわ【上】
[語素]名詞・動詞の上に付いて複合語を作り、位置・価値・程度などが他のものより「上(うえ)」の意を表す。「—唇」「—皮」「—向く」「—値」「—役」「—回る」「—っ面(つら)」
うわ‐かわ【上皮】
1 物の表面を覆うもの。うわっかわ。うわおおい。外被。「ミルクの—をすくう」 2 表面を覆う皮膚。表皮(ひょうひ)。
うわみず‐ざくら【上溝桜/上不見桜】
バラ科サクラ属の落葉高木。山野に自生。樹皮は紫褐色で、小枝は秋に脱落。葉は楕円形で先がとがり、縁に鋭いぎざぎざがある。晩春、葉よりあとに、白色の小花を多数つけ、実は丸く、熟すと黒い。つぼみや未熟...
うんしゅう‐みかん【温州蜜柑】
ミカンの一品種。低木で、実が大きい。種子はなく、皮は薄く、果汁が多くて甘い。現在最も多く栽培。温州橘(うじゅきつ)。