えきけんじっくん【益軒十訓】
貝原益軒著の教訓書から主なもの10種を集成したもの。50巻。西田敬止編。明治26年(1893)刊。
えき‐し【役使】
[名](スル)命じて召し使うこと。「その業益々熾盛にして、許多の工人を—し」〈中村訳・西国立志編〉
えき‐しゃ【益者】
交際して自分の利益になる人。益友。⇔損者。
えきしゃ‐さんゆう【益者三友】
《「論語」季氏から》益者となる3種類の友人。正直な人、誠実な人、物知りな人をいう。⇔損者三友。
えき‐じゅう【益獣】
人畜の生活や農林業上で有益とされるけもの。ネズミをとるネコ、虫をとるコウモリなど。⇔害獣。
えき・する【益する】
[動サ変][文]えき・す[サ変]利益を与える。役に立つ。「社会に—・する事業」「住民を—・する行政」
えき‐だし【益出し】
企業会計で、時価が帳簿上の価格(簿価)よりも高い手持ちの有価証券を売って収益を計上すること。
えき‐ちゅう【益虫】
人間の生活に直接・間接に利益をもたらす昆虫。一般に、害虫防除に役立つ寄生蜂やトンボ・カマキリ、花粉を媒介するミツバチなどをいう。⇔害虫。→有用昆虫
えき‐ちょう【益鳥】
農林業上、有益とされる鳥。一般に、ツバメ・シジュウカラなどの食虫性の鳥をさす。⇔害鳥。
え‐こ【依怙】
1 一方だけをひいきにすること。不公平。えこひいき。「あながち—の沙汰にはあたるまいと信じます」〈里見弴・多情仏心〉 2 頼ること。また、頼りにするもの。「父母に早く別れて、まさに人の—なし」〈...