か‐しゃ【仮借】
漢字の六書(りくしょ)の一。音はあるが当てるべき漢字のない語に対して、同音の既成の漢字を意味に関係なく転用するもの。食物を盛る高い脚の付いた器の意の「豆」の字を、穀物の「まめ」の意に用いる類。
かしわ【柏/槲/檞】
1 ブナ科の落葉高木。葉は短い柄をもち互生し、倒卵形で厚く、縁に波形の鋸歯(きょし)がある。秋に落葉せず、枯れたまま越年する。4、5月ごろ、新葉とともに雌花と雄花とをつける。実はどんぐりで、多数...
かしわ‐の‐くぼて【柏の窪手】
古代、食物を盛るために、カシワなどの木の葉を細い竹でつなぎ合わせて作ったうつわ。
かな‐ばち【金鉢/鉄鉢】
1 金属製の鉢。食べ物を盛る。 2 兜(かぶと)の鉢で、鉄板を張り合わせたもの。革製の練鉢(ねりはち)に対していう。
かる‐め【軽め】
[名・形動]やや軽いこと。少し軽い感じがすること。また、そのさま。「—に飯を盛る」⇔重め。
き【簋】
古代中国で穀物を盛るのに用いた容器。台付きの円形の鉢。古くは「𣪘(き)」とも書く。
く‐げ【供笥】
仏前に供える物を盛る器具。
くぼ‐て【窪手/葉椀】
神前に供える物を盛る器。柏(かしわ)の葉を並べ重ねて竹ひごでとじ、中くぼみの盤のようにしたもの。くぼつき。
くみ‐いれ【組(み)入れ】
1 組み入れること。 2 順に重ねて中に入れられるような仕組みに作られていること。また、そのもの。いれこ。「—の重箱」 3 神前の供物などを盛る白木製の角盆。三つをひと組に、いれこに作る。 4 ...
ぐ‐れん【紅蓮】
1 紅色の蓮(はす)の花。紅蓮華(ぐれんげ)。「—白蓮の香(におい)ゆかしく」〈露伴・五重塔〉 2 「紅蓮地獄」の略。 3 燃え盛る炎の色のたとえ。「—の炎」