かずけ‐もの【被け物】
《「かつげもの」とも》 1 目下の者の功績や労苦に対して与える贈り物。衣服などが多い。受領者の肩に掛けて与えたところからいう。禄(ろく)。纏頭(てんとう)。 2 芸人などの技を賞して、祝儀として...
か‐ね
[連語]《終助詞「か」+終助詞「ね」》 1 疑いや不審を抱きながら、念を押す意を表す。「それは本当のこと—」 2 質問をする意を表す。「元気—」 3 (「どうして…かね」などの形で)詰問や非難の...
か‐ぶん【下聞】
目下の者に物事をたずねること。下問(かもん)。「我何ぞ—を恥じん」〈浄・傾城酒呑童子〉
かり‐あ・げる【借(り)上げる】
[動ガ下一][文]かりあ・ぐ[ガ下二]政府や目上の者が、民間や目下の者から借りる。「民有地を—・げる」⇔貸し下げる。
き‐おろし【着下ろし】
1 新しい衣服に初めて袖を通すこと。また、その衣服。 2 着ふるした衣類を目下の者などに与えること。また、その衣類。おさがり。「奥様—の小袖」〈浮・五人女・二〉
き‐か【貴下】
[代]二人称の人代名詞。同等または目下の相手に対する敬称。男性が多く手紙などで用いる。あなた。「—のご意見お聞かせ願いたく」
き‐くん【貴君】
[代]二人称の人代名詞。男性が、手紙などで、対等または目下の男性に対し、軽い敬意を込めて用いる。「—のご活躍を祈ります」
き‐こう【貴公】
[代]二人称の人代名詞。男性が、対等または目下の男性に対して用いる。江戸前期には、武士が目上の男子に対して敬意をもって用いたが、しだいに尊敬度が落ち、江戸末期には、現在の用いられ方になった。
き‐さま【貴様】
[代]二人称の人代名詞。 1 男性が、親しい対等の者または目下の者に対して用いる。また、相手をののしる場合にも用いる。おまえ。「—とおれ」「—の顔なんか二度と見たくない」 2 目上の相手に対して...
きみ‐たち【君達】
[代]二人称の人代名詞。「きみ(君)」の複数形。主として男性が、同輩または目下に対して用いる。あなたたち。きみら。「未来は—の双肩にかかっている」 [名]「きみ(君)」の複数形。きんだち。「...