ま‐すげ【真菅】
菅(すげ)の美称。「—生(お)ふる山下水に宿る夜は月さへ草の庵(いほり)をぞさす」〈千載・雑上〉
ま‐すみ【真澄み】
非常によく澄んでいること。まそみ。「—の空」「手慣るれどあふぎぞつらき我が背子が—の色をかくすと思へば」〈永久百首〉
ま‐すみ【真隅】
建築で、平面図で桁(けた)に対して隅木(すみぎ)が45度の角度をなしていること。
ますみだ‐じんじゃ【真清田神社】
愛知県一宮市にある神社。祭神は天火明命(あまのほあかりのみこと)。尾張国一の宮。
ますみ‐の‐かがみ【真澄の鏡】
非常によく澄んでいる鏡。まそみかがみ。「左の御手を以て—を取り給ふときに」〈神代紀・上〉
ま‐ぜわもの【真世話物】
⇒生世話物(きぜわもの)
ま‐そ【真麻】
麻の美称。
ま‐そお【真赭】
1 赤い色の土。また、硫化水銀の古名とも。そお。「ま金吹く丹生(にふ)の—の色に出て言はなくのみそ我(あ)が恋ふらくは」〈万・三五六〇〉 2 赤い色。ますお。「花すすき月の光にまがはまし深き—の...
まそ‐かがみ【真澄鏡/真十鏡】
《「まそ」は「ますみ」の音変化、または、ととのっているものの意という》 [名]鏡をほめていう語。立派な鏡、また、よく澄んだ鏡。「—手に取り持ちて朝(あさ)な朝(さ)な見れども君は飽くこともなし...
まそが‐よし【真菅よし】
[枕]類音の「そが」にかかる。ますがよし。ますげよし。「—宗我(そが)の川原に鳴く千鳥」〈万・三〇八七〉