とく【督】
[常用漢字] [音]トク(呉)(漢) [訓]かみ 1 見張って取り締まる。「督励/家督・監督・総督・提督・都督」 2 実行が遅れないようにせきたてる。「督促」 [名のり]おさむ・すけ・ただ・ただ...
とく‐がく【督学】
1 学事を監督すること。また、その人。 2 明治5〜10年(1872〜77)文部省に置かれた督学局の職員。文部卿の指揮を受けた学事を監督した。
とくがく‐かん【督学官】
大正2年(1913)視学官を改称して置かれた教育行政官。専門学務局または普通学務局に所属してその事務をとるとともに、学事の視察・監督を行った。昭和17年(1942)教学官と改称。
とく‐ぐん【督軍】
中国で辛亥(しんがい)革命後、従来の総督・巡撫(じゅんぶ)に代わって、省長とともに各省に置かれた、省の軍政の長官。のち省長を兼任して行政の実権を握って割拠し、軍閥を形成。1928年廃止。
とく・する【督する】
[動サ変][文]とく・す[サ変] 1 取り締まる。監督する。「市中を—・する」 2 ひきいる。統率する。「中隊を—・する」 3 うながす。督促する。「納税を—・する」
とく‐せき【督責】
[名](スル)厳しく責めたてること。厳しく督促すること。「其治法を視察し—する挙も見えたり」〈田口・日本開化小史〉
とく‐せん【督戦】
[名](スル)部下を監督・激励して戦わせること。また、後方にいて前線の軍を監視し、逃亡・投降しようとする兵を攻撃して戦闘を強制すること。「兵を—する」「—隊」
とく‐そく【督促】
[名](スル) 1 約束の履行(りこう)や物事の実行をうながすこと。せきたてること。「図書の返却を—する」 2 税法上、租税が期限までに納付されない場合、その納付を催告する行為。また、強制徴収の...
とくそく‐てつづき【督促手続(き)】
金銭その他の代替物または有価証券の一定数量の給付を目的とする請求権について、債務者に異議のないことを条件として、債権者に簡易・迅速に債務名義を与える訴訟手続き。簡易裁判所が行う。→支払い命令
とく‐みゃく【督脈】
経絡の一。奇経八脈に属し、会陰(えいん)部に始まり、背部から頭部の正中を上って口中に終わる。