にらみ【睨み】
1 にらむこと。「ひと—」 2 他人を押さえつける威力。
にらみ‐あい【睨み合い】
1 にらみ合うこと。反目し合うこと。「労使が—を続ける」 2 取引市場で、材料が好悪相半ばして売方・買方とも機の熟すのを待つこと。
にらみ‐あ・う【睨み合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに相手をにらむ。「土俵上で—・う」 2 互いに相手の動きをうかがいながら向かい合う。「両軍が川を挟んで—・う」
にらみ‐あわ・す【睨み合(わ)す】
[動サ五(四)]「にらみ合わせる」に同じ。「眼と眼を—・した」〈二葉亭・浮雲〉
にらみ‐あわ・せる【睨み合(わ)せる】
[動サ下一]互いににらむ。また、あれとこれとを比較して考え合わせる。「予算と—・せて計画を立てる」
にらみ‐かえ・す【睨み返す】
[動サ五(四)]相手からにらまれた際に、こちらからもにらみつける。「負けずに相手を—・す」
睨(にら)みが利(き)・く
他の者を押さえつける威力がある。「実績があるだけに後輩に—・く」
にらみ‐くら【睨み競】
「にらめっこ」に同じ。
にらみ‐す・える【睨み据える】
[動ア下一][文]にらみす・う[ワ下二]視線を動かさないで強くにらむ。「じっと—・えて一歩もひかない」
にらみ‐だい【睨み鯛】
正月や婚礼の際に飾る尾頭付きの鯛。塩焼きや蒸し焼きで保存が利き、三箇日や婚礼当日は見るだけで後日改めて食べることからの名。