し‐じん【澌尽】
尽きてなくなること。すべてなくなること。「矛盾は漸く—礱磨(ろうま)して」〈漱石・草枕〉
しずめ‐もの【鎮め物】
地鎮祭のとき、土地の神をしずめるために地中に埋めるもの。昔は人形(ひとがた)・鏡・剣・矛などを埋めた。
しゃかい‐あく【社会悪】
社会の矛盾から発生して、災いを及ぼす害悪。貧困・差別・犯罪など。
しゃかい‐しょうせつ【社会小説】
社会的・政治的問題を取り上げ、その矛盾や暗黒面を描いた小説。日本では、明治30年代前半に発表された内田魯庵(うちだろあん)の「くれの廿八日」「社会百面相」など。
しゃかい‐もんだい【社会問題】
社会生活に支障をきたすような、社会の欠陥・矛盾・不合理から生じる各種の問題。労働問題・住宅問題・公害問題・失業問題・農村問題・青少年問題・婦人問題など。
しゅうせい‐しほんしゅぎ【修正資本主義】
資本主義が必然的に生み出す階級対立・恐慌・失業などの矛盾を、体制そのものを変革することなく、部分的な修正によって緩和しようとする立場。
しわ‐よせ【皺寄せ】
[名](スル) 1 あることの結果生じた無理や矛盾を、他の部分に押しつけること。また、その押しつけられた無理や矛盾。「低所得者層に—する」 2 縮み織りで、しわを寄せて織ること。
しんぽ‐しゅぎ【進歩主義】
社会の矛盾・不合理を変革していこうとする思想・立場。⇔保守主義。
じか‐どうちゃく【自家撞着】
[名](スル)同一人の文章や言動が前後食い違って、合わないこと。自己矛盾。「—に陥る」「理論が—する」
じこ‐うんどう【自己運動】
《(ドイツ)Selbstbewegung》 1 運動の原因が、外部ではなく、それ自体の中にある運動。 2 弁証法で、事物に内在する矛盾によって変化・発展していく必然的運動。