ちいん‐にょうぼう【知音女房】
好きで一緒になった女房。恋女房。「そりゃわしが—ぢゃわいな」〈滑・膝栗毛・八〉
ち‐え【知恵/智慧】
1 物事の道理を判断し処理していく心の働き。物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。「—を借りる」「生活の—」 2 (智慧)仏語。相対世界に向かう働きの智と、悟りを導く精神作用の慧。物...
知恵(ちえ)出(い)でて大偽(たいぎ)あり
《「老子」一八章から》人間が素朴であった昔は、自然のままの生活で平和であったが、時代が下って、人間の知恵が発達すると、人為的な掟が盛んに作られるようになる。
知恵(ちえ)が回(まわ)・る
すぐにその場にふさわしい判断ができる。「いたずらとなると、よく—・る子だ」
ちえ‐くらべ【知恵競べ/知恵比べ】
知恵の優劣をきそいくらべること。
ちえ‐しゃ【知恵者】
知恵のすぐれている人。
ちえ‐づ・く【知恵付く/智慧付く】
[動カ五(四)]成長するに従って子供に知恵が備わってくる。「—・く年ごろ」
ちえ‐ねつ【知恵熱】
1 乳児にみられる原因のわからない発熱。昔は知能の発達と関係があると考えられていた。 2 俗に、頭を使いすぎたときに起こる熱。 [補説]文化庁が発表した平成28年度「国語に関する世論調査」では、...
ちえ‐の‐いた【知恵の板】
玩具の一。四角・三角・円など、形の違う小さい板をさまざまな形に組み立てて遊ぶもの。知恵筏(ちえいかだ)。
ちえ‐の‐かがみ【知恵の鏡】
知恵がすぐれて明らかなことを鏡にたとえていう語。「知恵の鏡も曇る」の形で、正常な判断ができなくなることをいう。