めい‐せき【名石】
由緒のある石。
めい‐とう【名答】
すぐれた答え。みごとな答え。「御—、そのとおりです」「少し間が抜けた様だが別に—も出て来なかったから」〈漱石・吾輩は猫である〉
めい‐ばく【冥漠/冥邈】
[名・形動]暗くて遠いこと。また、そのさま。「申し分のない、空気と、あたたかみと、—なる調子とを具えて居る」〈漱石・草枕〉
めい‐ぶん【銘文】
銘として、金石・器物・像などに刻まれた文字・文章。金石文。めいもん。
めい‐もう【溟濛】
[ト・タル][文][形動タリ]曇っていて暗いさま。「細雨粛々として下り、四顧—として咫石を弁ぜず」〈服部誠一訳・春窓綺話〉
めいよ‐ほんいんぼう【名誉本因坊】
囲碁で、本因坊のタイトルを連続または通算して規定の回数以上獲得した棋士に与えられる称号。連続10期以上タイトルを獲得した棋士は現役で、連続5期または通算10期獲得した棋士は現役で60歳以上に達し...
めい‐らん【迷乱】
心が迷い乱れること。「—を引き起こさないものはあるまい」〈漱石・それから〉
めいわ‐の‐おおつなみ【明和の大津波】
明和8年(1771)4月24日、石垣島南南東沖を震源とする八重山地震に伴い発生した大津波。最大波高は30メートル以上で、石垣島では80メートルの高所にまで波が及んだといわれている。→八重山地震
メガネウラ【(ラテン)Meganeura】
原トンボ目の昆虫。古生代石炭紀の地層から化石として発見された。トンボに似るが、翅(はね)を広げた左右の長さが60センチを超える種もある。メガニューラ。
めがね‐ばし【眼鏡橋】
石造りで半円形が二つ並んだ形の橋。寛永11年(1634)に中国僧如定が伝え、長崎を中心に九州各地にみられるようになり、明治初期には東京でも造られた。