はしょう‐ふう【破傷風】
破傷風菌によって起こる重い感染症。感染症予防法の5類感染症の一。菌が傷口から侵入し、その神経毒のため、口がこわばって開きにくく、全身の筋肉に硬直・痙攣(けいれん)が現れ、呼吸困難に陥って死亡する...
はしょうふう‐きん【破傷風菌】
破傷風の病原菌。グラム陽性の桿菌(かんきん)。嫌気性で、土壌中に存在する。明治22年(1889)北里柴三郎が培養に成功し、抗毒素血清を作った。
はしょうふう‐けっせい【破傷風血清】
破傷風の治療に用いる抗毒素血清。かつては免疫をつけた馬から得ていたが、現在は破傷風免疫グロブリンが用いられる。
はしょうふう‐トキソイド【破傷風トキソイド】
破傷風菌のつくる毒素を無毒化したトキソイド。予防接種として注射し、免疫をつくる。