ちょうこう‐ごうきん【超硬合金】
タングステンなどの炭化物の粉末を、鉄・コバルト・ニッケルなどの金属粉を結合剤として高温で焼結した硬度の高い合金。ガスタービン・切削工具などに使用。
ちょうはく‐せっぺん【超薄切片】
透過型電子顕微鏡で観察するため、極めて薄い切片にした試料。ふつう、ダイヤモンドナイフなどの高硬度の刃先を備えたウルトラミクロトームを用いて作製する。光学顕微鏡の場合は数マイクロメートル、電子顕微...
チル‐いもの【チル鋳物】
《chilled casting》鋳物を作るとき、砂型の一部に金型を当てて急冷し、その部分の組織を白銑(はくせん)化して硬度を高めた鋳物。圧延ロール・クラッシャー・車輪などに使用。冷硬鋳物。チル...
デュロメーター【durometer】
《「ジュロメーター」とも》硬度計の一種。押し込み硬さを調べる装置で、加圧面を試料に押し付け、そのくぼみの深さから硬さを算出する。ゴムやプラスチックの硬さの測定で広く利用される。
なま・す【鈍す】
[動サ五(四)] 1 焼いた鋼を水やぬるま湯に入れて硬度を高める。「刃物を—・す」→にらぐ 2 高温で熱した鉄材などをゆっくりと冷やす。焼き鈍(なま)しをする。「鉄線をー・す」→焼き鈍し
なん‐ぎょく【軟玉】
硬度が比較的低い玉(ぎょく)の一。緑閃石(りょくせんせき)または透閃石(とうせんせき)からなり、古くから飾り石や工芸品に用いられた。→硬玉
なん‐すい【軟水】
カルシウムやマグネシウムなどの塩類の含有量が少ない水。ふつう硬度10度以下の水をいい、洗濯・染色などに適する。⇔硬水。
ヌープ‐かたさ【ヌープ硬さ】
工業材料をはじめとする物質の硬さ(硬度)の示し方の一。押し込み硬さの一種で、対角線長が異なるひし形をした四角錐(頂角172.5度と130度、対角線長比1:7.11)のダイヤモンドを試料表面に押し...
はんぱつ‐かたさ【反発硬さ】
工業材料をはじめとする物質の硬さ(硬度)を測定する硬さ試験の一種。試験材料に鋼球などを落として跳ね上がる高さを測定し、硬さを数値化して算出する。代表的な硬さの示し方としてショア硬さがある。反発硬度。
ひっかき‐かたさ【引っ掻き硬さ】
工業材料をはじめとする物質の硬さ(硬度)を測定する硬さ試験の一種。先端部が円錐や三角錐の形状を持つ圧子で、試験材料に一定幅の引っ掻き傷をつけ、その時の荷重を測定し、硬さを数値化して算出するマルテ...