いそ‐の‐くちあけ【磯の口明け】
資源保護・環境保全のため、禁止していた海藻や貝類の採取を解禁すること。また、その最初の日。口開(あ)け。磯開き。 [補説]採取の禁止を「磯の口止め」という。
いそのげんただきねのながわきざし【磯の源太抱寝の長脇差】
山中貞雄監督・脚本による映画の題名。昭和7年(1932)公開。山中の初監督作。出演、嵐寛寿郎、市川寿三郎、松浦築枝ほか。「長脇差」は「ながどす」とも読む。
いそ‐の‐みや【磯宮】
伊勢皇大神宮の古名。内宮の地にあった斎宮(いつきのみや)の居所ともいう。宇治宮(うじのみや)。
いそ‐はなび【磯花火】
イソマツの別名。
いそ‐はま【磯浜】
石や岩の多い浜辺。砂浜に対していう。
いそ‐ばな【磯花】
花虫綱イソバナ科の腔腸(こうちょう)動物。浅海に樹枝状の群体をつくり、高さ約20センチ。骨格は赤・黄色などで、もろく砕けやすい。本州中部以南に分布。くささんご。
いそ‐ひよどり【磯鵯】
ヒタキ科イソヒヨドリ属の鳥。全長24センチくらい。雄は背面とのどが青く、腹が赤褐色、雌は全体にくすんだ灰褐色。海岸のがけや岩場にすみ、澄んだ声でさえずる。《季 夏》
いそ‐びらき【磯開き】
その地域で、磯物(いそもの)の採取を解禁すること。口開(あ)け。《季 春》「灘の波あつまる礁(いは)や—/秋桜子」
いそ‐ふり【磯触り/磯振り】
磯に打ち寄せる荒波。「—の寄する磯には年月をいつとも分かぬ雪のみぞ降る」〈土佐〉
いそ‐ぶえ【磯笛】
海女(あま)が水中から浮上した時の激しい呼吸のこと。口笛のように鳴る。