のう‐ほう【脳胞】
脊椎動物の発生初期に、神経管の前端にできるふくらみ。浅いくびれによって前脳・中脳・後脳(菱脳(りょうのう))に分かれる。
のうゆらい‐しんけいえいよういんし【脳由来神経栄養因子】
神経栄養因子の一。アミノ酸が連なった液性たんぱく質で、二量体として、主に脳内に広く存在する。神経成長因子(NGF)と同じく、神経細胞の生存維持のほか、神経突起の伸長や神経伝達物質の合成を促進する...
のう‐りょう【脳梁】
左右の大脳半球の皮質を連絡する神経線維の集まり。白色の厚い板状をなす。胼胝体(べんちたい)。
の‐ぶと・い【野太い/篦太い】
[形][文]のぶと・し[ク] 1 神経が太いさま。大胆不敵であるさま。ずぶとい。「—・いやつ」 2 声が太いさま。「—・い声」 [派生]のぶとさ[名]
のりもの‐よい【乗(り)物酔い】
自動車・船・航空機などに乗って気分が悪くなった状態。急停止・発進、旋回、動揺などの加速度の変化で内耳の平衡器が繰り返し刺激されて、自律神経が失調を起こし、顔面蒼白・吐き気・嘔吐(おうと)などの症...
ノルアドレナリン【noradrenaline】
副腎髄質(ふくじんずいしつ)や交感神経末端から放出される物質。アドレナリンの前駆体で、神経伝達物質として働き、末梢血管を収縮させ、血圧を上昇させる。ノルエピネフリン。
はい【胚】
多細胞生物の発生初期の個体。植物では受精卵がある程度発達した胞子体をいう。種子植物では種子中にある発芽前の植物体で、胚芽ともいい、胚乳から養分を吸収する。動物では卵黄から養分を吸収している状態の...
杯中(はいちゅう)の蛇影(だえい)
《杯中に蛇の影があるのを見て、蛇を飲んだと思って病気になったが、後にそれは弓の影であったと知り、病気がたちまち治ったという「風俗通」怪神の故事から》疑い惑う心が生じれば、つまらないことで神経を悩...
はいほうていかんき‐しょうこうぐん【肺胞低換気症候群】
呼吸器・胸郭・神経・筋肉系に異常がなく、肺機能に明らかな異常は認められないにもかかわらず、日中に肺胞低換気(高度の高炭酸ガス素血症と低酸素血症)を呈する病気。AHS(alveolar hypov...
はく‐しつ【白質】
脳・脊髄の、神経線維の集合からなる白色部分。主に有髄神経線維からなる。脳では灰白質(かいはくしつ)の内側に、脊髄ではその外側に位置する。