ぜ‐じ【禅師】
「ぜんじ」の撥音の無表記。「—たちありければ」〈かげろふ・上〉
ぜん【禅】
1 《(梵)dhayānaの音写「禅那」の略。定・静慮と訳す》仏語。精神を集中して無我の境地に入ること。 2 「禅宗」の略。
ぜん【禅〔禪〕】
[常用漢字] [音]ゼン(呉) 1 天子が天を祭る儀式。「封禅(ほうぜん)」 2 天子が位を譲る。「禅譲/受禅」 3 仏教で、雑念を払い、心を集中して悟りの境地を得ること。「禅定(ぜんじょう)/...
ぜん‐い【禅位】
天子が位を譲ること。譲位。
ぜん‐いん【禅院】
禅宗の寺院。禅寺。禅林。
ぜん‐え【禅衣】
禅僧の着る衣服。ぜんい。
ぜん‐えつ【禅悦】
仏語。禅定(ぜんじょう)に入った心の喜び。「法喜—」
ぜん‐かく【禅客】
《「ぜんがく」とも》 1 禅の修行僧。 2 禅寺で、住持の説法に際し、住持と問答をする役目の僧。問禅。
ぜん‐かく【禅閣】
禅宗の寺院。禅寺。
ぜん‐が【禅画】
禅宗の教義や精神を表現した絵画。白隠慧鶴(はくいんえかく)の作品などが知られる。