し‐ど【私度】
古代、官許を得ないで、得度して僧尼となること。自度。「—僧」
し‐どう【私道】
1 私人が所有して、一般交通の用に供している道路。⇔公道。 2 個人的なやり方。公明でないやり方。
し‐ぬひ【私奴婢】
律令制で、官有の公奴婢(くぬひ)に対して、私有の奴婢のこと。売買・譲渡の対象となり財物視されて、所有者の労働力となった。
し‐ねんごう【私年号】
朝廷が正式に定めた年号に対し、民間で私的に用いた年号。主に中世後期の社寺・地方豪族などが用いた。異年号。偽年号。
し‐はん【私版】
1 著者やその近親者などが、自費で出版すること。また、その書物。私家版。 2 民間で出版すること。また、その図書。⇔官版。
し‐ひ【私費】
個人が負担・支出する費用。「—を投じる」「—留学」⇔官費/公費。
しひ‐せい【私費生】
私費で修学する学生。自費生。⇔給費生。
し‐ふく【私服】
1 制服に対して、個人の服。⇔官服。 2 「私服刑事」の略。
し‐ふく【私腹】
自分の財産・利益。
しふく‐けいじ【私服刑事】
制服でなく私服で勤務する刑事。