あき‐の‐のげし【秋の野芥子】
キク科の越年草。山野に生え、高さ1.5〜2メートル。葉は細長い楕円形で深い切れ込みがあり、秋、黄色の花を多数つける。
あき‐の‐はな【秋の花】
菊のこと。
あきのひ【秋の日】
江戸後期の俳諧集。加藤暁台(かとうきょうたい)編。1冊。安永元年(1772)刊。蕉風(しょうふう)の中興を目ざし、「冬の日」にならって編集された。
あきのひとみ【秋の瞳】
八木重吉の処女詩集。大正14年(1925)刊。
秋(あき)の日(ひ)は釣瓶(つるべ)落(お)とし
秋の日が急に沈むことを、井戸に落とす釣瓶にたとえていう言葉。
あき‐の‐みや【秋の宮】
《中国で、皇后の御殿を長秋宮(ちょうしゅうきゅう)と呼んだことから》皇后の住む御殿。また、皇后。
あきのみや‐おんせんきょう【秋ノ宮温泉郷】
秋田県南部、役内(やくない)川上流にある温泉地。鷹(たか)の湯・稲住(いなずみ)・荒湯・湯の岱(たい)などからなる。
あきのめだま【秋の目玉】
福田清人の自伝的な児童小説。昭和41年(1966)刊。「春の目玉」「暁の目玉」とあわせ三部作をなす。第4回野間児童文芸賞受賞。
あきのよ【秋の夜】
端唄(はうた)・歌沢・小唄の曲名。作詞・作曲者未詳。
あきのよのながものがたり【秋夜長物語】
室町初期の物語。作者未詳。1巻。瞻西上人(せんさいしょうにん)が、石山観音の変化(へんげ)梅若を愛することにより成道したという稚児(ちご)物語。御伽草子(おとぎぞうし)の先駆。