つき‐あり・く【突き歩く】
[動カ四]頭を下げて歩く。「ぬかづき虫、またあはれなり。さる心地に道心起こして—・くらむよ」〈枕・四三〉
つき‐あわ・す【突(き)合(わ)す】
[動サ五(四)]「突き合わせる」に同じ。「額を—・して座る」 [動サ下二]「つきあわせる」の文語形。
つき‐あわせ【突(き)合(わ)せ】
1 二つのものを比べ合わせて調べること。照合すること。「備品台帳と現物との—をする」 2 両者を対席させること。「あの両人と—に成ると、向うには証拠の手紙があり」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
つきあわせ‐つぎて【突(き)合(わ)せ継(ぎ)手】
二つの部材を突き合わせて一平面で締結する継ぎ手。リベット継ぎ手・ベルト継ぎ手・溶接継ぎ手などに用いる。バットジョイント。
つき‐あわ・せる【突(き)合(わ)せる】
[動サ下一][文]つきあは・す[サ下二] 1 二つのものを近づけて向かい合わせる。「ひざを—・せる」 2 両方を並べてくらべる。照合する。つきくらべる。「原簿と—・せる」 3 双方を対席させて話...
つき‐い・ず【突き出づ】
[動ダ下二]ついと出る。飛び出る。「この妻あまりに心憂かりければ、やがて家を—・でて行くを」〈沙石集・七〉
つき‐い・る【突(き)入る】
[動ラ五(四)]激しい勢いで進み入る。突入する。「敵陣に—・る」 [動ラ下二]「つきいれる」の文語形。
つき‐い・れる【突(き)入れる】
[動ラ下一][文]つきい・る[ラ下二]勢いよく突いて差し入れる。突っ込む。「棹(さお)を水に—・れる」
つき‐うごか・す【突き動かす】
[動サ五(四)]突いて動かす。また比喩的に、刺激を与えてそうしたいという気持ちにさせる。「熱心な説得に—・される」
つき‐えり【突(き)襟】
(主に関西で)抜き衣紋(えもん)のこと。着物の襟を後方に突き下げて着るのでいう。