つき‐おとし【突(き)落(と)し】
相撲のきまり手の一。上手(うわて)を相手のわきに外側から筈(はず)に当て、相手を斜め下に押しつけるように倒す技。
つき‐おと・す【突(き)落(と)す】
[動サ五(四)] 1 突いて高い所から下へ落とす。「谷底に—・す」 2 ひどく悪い状態に陥らせる。「絶望の淵に—・される」 3 相撲で、突き落としの手で相手を負かす。「土俵際で—・して勝つ」
つき‐かえ・す【突(き)返す】
[動サ五(四)] 1 相手が突いてきたのに対してこちらも突いて押しやる。つきもどす。「負けじと—・す」 2 差し出されたものや送ってきたものを受け取らないで先方へ戻す。つきもどす。つっかえす。「...
つき‐かか・る【突(き)掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 突きながら襲いかかる。「牛が急に—・る」 2 「突っ掛かる」に同じ。「いつも私(わちき)が—・り、愛相づかしの茶わん酒」〈人・梅児誉美・後〉
つき‐か・く【突き欠く】
[動カ四]突き当たってきずつける。「築地の角に走り当たりて、顔先—・きてありけり」〈著聞集・一六〉
つき‐か・ける【突(き)掛ける】
[動カ下一][文]つきか・く[カ下二] 1 あるものを目がけて勢いよく突く。つっかける。「槍を—・ける」 2 突こうとする。「—・けて思いとどまる」
つき‐かた・める【突(き)固める】
[動マ下一][文]つきかた・む[マ下二]土などをたたいて固め、崩れにくくする。「ため池の周りを—・める」 [補説]「搗き固める」とも書く。
つき‐がんな【突き鉋】
刃が広く、両端に柄のついた鉋。両手で持ち、前へ突き出すようにして削る。
つき‐きず【突(き)傷】
とがったもので突いてできた傷。また、突かれてできた傷。
つき‐きり【突き切り】
[名・形動ナリ]突き放した言い方。すげなく言い放つこと。また、そのさま。「はしたなく—なる事な宣ひそよ」〈源・若菜下〉