たけに‐ぐさ【竹似草/竹煮草】
ケシ科の多年草。山野や荒地に生え、高さ1〜2メートル。茎は中空で、葉は菊に似て大きく、裏面が白い。茎や葉に有毒の黄褐色の汁を含む。夏、白色の小花を多数円錐状につける。チャンパぎく。《季 夏》
竹(たけ)に雀(すずめ)
1 竹にスズメのいる図柄。日本画の画題。 2 取り合わせのよいことのたとえ。 3 紋所の名。笹竹(ささたけ)で丸を作り、その中にスズメが向き合っているもの。上杉氏・長尾氏・伊達氏などが用いた。
たけ‐の‐あき【竹の秋】
《竹の葉が黄ばんでくるところから》陰暦3月の異称。竹秋(ちくしゅう)。《季 春》「—月に小督(こごう)の墓掃かん/鳴雪」
たけ‐の‐あみど【竹の編み戸】
細い竹または割り竹を編んで作った戸。多く貧しい家をいう。「あやしの—のうちより」〈徒然・四四〉
たけのうち‐とうげ【竹内峠】
大阪府南河内(かわち)郡太子(たいし)町と奈良県葛城(かつらぎ)市の府県境にある峠。標高289メートル。金剛山地の二上(にじょう)山雌岳(標高474メートル)南側に位置する。昔、飛鳥(あすか)の...
たけのうち‐りゅう【竹内流】
現存する柔術最古の一流派。天文元年(1532)に作州の人、竹内中務大夫久盛が創始したと伝える。柔術・捕手・小具足・拳・棒・杖などを含む。
たけ‐の‐うてな【竹の台】
清涼殿の東庭にある、呉竹(くれたけ)の台(うてな)と河竹(かわたけ)の台の総称。たけのだい。
たけ‐の‐かわ【竹の皮】
竹の子を包んでいる鱗片(りんぺん)状の皮。生長するに従って自然にはげ落ちる。食物を包んだり、また、裂いて笠や草履などの材料にしたりする。たけかわ。
たけのかわ‐づつみ【竹の皮包み】
食物などを竹の皮で包むこと。また、包んだもの。
たけ‐の‐こ【竹の子/筍/笋】
1 竹の地下茎から生え出る若芽。褐色の毛の密生した皮を幾重にもかぶる。モウソウチク・マダケ・ハチクなどのものを食用にする。《季 夏》「月ななめ—たけとなりにけり/漱石」 2 「筍医者」の略。 3...