ささ‐がし【笹がし】
「ささが(笹掻)き」の音変化。
ささ‐がに【細蟹/笹蟹】
蜘蛛(くも)の古名。また、蜘蛛の糸。「あさぢが露にかかる—」〈源・賢木〉 [補説]上代「笹が根の」の意の「ささがねの」を、中古になって、音の類似から「ささ蟹」と解し、「ささ」が小さいの意に意識さ...
ささがに‐の【細蟹の】
[枕] 1 蜘蛛(くも)の意から、「蜘蛛」また同音の「雲」「曇る」にかかる。「—くものふるまひ哀れなり」〈玉葉集三〉 「—曇らぬ空に雨のみぞ降る」〈後拾遺・雑三〉 2 蜘蛛の糸の意から、「糸」ま...
ささがに‐ひめ【細蟹姫】
《蜘蛛(くも)が糸をかけるところから》織女星の異称。たなばた姫。《季 秋》
ささ‐がや【笹茅/笹萱】
イネ科の一年草。山野に生え、高さ20〜30センチ。群がって生え、葉はササに似て小さい。秋、茎の頂に緑色の花穂をつける。
ささ‐がれい【笹鰈】
ヤナギムシガレイの別名。また、その干物。
ささがわながれ【笹川流れ】
新潟県北端から村上市にかけての海岸のうち、勝木から桑川までの称。瀬波笹川流れ粟島県立自然公園の一部。
ささがわ‐の‐しげぞう【笹川繁蔵】
[1810〜1847]江戸後期の博徒(ばくと)。下総(しもうさ)国香取郡の人。生家の笹川河岸付近を縄張りとした。飯岡助五郎と勢力争いをして大利根川原で決闘、のちに暗殺された。講談・浪曲「天保水滸...
ささ‐きり【笹螽蟖】
キリギリス科の昆虫。体色は緑色または褐色で、前翅(まえばね)などに黒色部がある。林縁の笹の葉上にすみ、雄は日中ジリジリジリと鳴く。北海道を除く各地に分布。《季 秋》
ささ‐くさ【笹草】
イネ科の多年草。やや乾いた山林に生え、高さ40〜80センチ、葉は披針(ひしん)形で笹の葉に似る。ささのはぐさ。