行間(ぎょうかん)を読(よ)・む
文章には直接表現されていない筆者の真意をくみとる。
こううんきこう【耕雲紀行】
室町時代の紀行文。1冊。花山院長親著。応永25年(1418)、足利義持の伊勢参宮に随行した筆者が紀行文の形にまとめ、応永26年(1419)献上したもの。
こひつ‐み【古筆見】
古筆の真偽・筆者などを鑑定すること。また、その人。古筆。
ごそうまんぴつ【梧窓漫筆】
江戸後期の随筆。3編6巻。太田錦城著。文化10年(1813)成立。儒教思想を基盤とし、諸事万般にわたる筆者の見解を述べたもの。
さんぜんり【三千里】
河東碧梧桐の随筆。明治39年(1906)から明治44年(1911)にかけて、中断を挟みながら2度の全国行脚の旅に出た筆者が、旅の雑感をまとめた紀行文。当初は新聞「日本」に、ついで雑誌「日本及び日...
ざっ‐し【雑誌】
1 雑多な事柄を記載した書物。 2 複数の筆者が書き、定期的に刊行される出版物。週刊・月刊・季刊などがある。マガジン。 [補説]magazineの訳語として、柳河春三が慶応3年(1867)刊の「...
しょうじょかめん【少女仮面】
唐十郎の戯曲。昭和44年(1969)劇団早稲田小劇場により初演。昭和45年(1970)、第15回岸田国士戯曲賞受賞。筆者の持論である特権的肉体論を舞台上に展開させた代表作。
しょめい‐きじ【署名記事】
新聞や雑誌で、執筆者の名前を記載した記事やコラム。
たい‐しょう【対照】
[名](スル) 1 二つの事物を照らし合わせて比べること。「訳文を原文と—する」「—表」 2 全く性質の違う物どうしを並べ比べたとき、その違いがきわだつこと。また、その取り合わせ。コントラスト。...
だい‐こう【乃公】
[代]一人称の人代名詞。男性が、目下の人に対して、または尊大に、自分をさしていう語。我が輩。ないこう。「それでも筆者は断じて—ではないと言い張り」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉