つつ‐がき【筒牡蠣】
ハマユウガイ科の二枚貝。浅海の砂中にすむ。長さ約30センチの円筒状をし、先端に小さな貝殻が付着する。本州中部以南に分布。
つつ‐がゆ【筒粥】
粥占(かゆうら)の一種。粥を炊くとき葦(あし)や竹の筒を入れておき、その中に入った米粒の量によってその年の豊凶を占うもの。多く、神社の神事として行われる。管粥(くだがゆ)。《季 新年》
つつ‐ぐち【筒口】
「筒先」に同じ。
つつ‐ごかし【筒転かし】
《竹の銭筒に入れておよそ100文ずつ計るときに多少の過不足があるところから》銭勘定をごまかすこと。また一般に、ごまかすこと。詐欺。「手ひどいころり、これがほんの—、かたりめに出逢うた」〈浄・鬼一法眼〉
つつ‐さき【筒先】
1 ホースなど筒形の物の先端の部分。筒口。 2 銃砲の先。銃口。砲口。筒口。「銃の—を相手に向ける」 3 消防ポンプのホースの筒先を扱う消防士。筒口。
つつ‐ざき【筒咲き】
花びらが合わさって筒状になっている花。ツツジ・アサガオなど。
つつ‐じり【筒尻】
1 筒の末端部。 2 鉄砲の後部。
つつ‐すねあて【筒脛当て】
鎧(よろい)の脛当ての一。縦長の鉄または革の板3枚を筒状に蝶番(ちょうつがい)留めにしたもの。
つつ‐そで【筒袖】
和服で、袂(たもと)がない筒形の袖。また、そういう袖の着物。男児用または大人の日常着や労働着に用いられる。つっぽう。つつっぽ。
つつそで‐ばおり【筒袖羽織】
筒袖の羽織。江戸時代までは武士が着用したが、明治以降は子供の衣服となった。