けん‐りゃく【権略】
その場に応じた策略。権謀。「政治家の—で、対手(あいて)に由(よっ)ては心にない事を口にする例(ためし)は若干(いくら)もある」〈魯庵・社会百面相〉
げ‐さく【下策】
へたな策略。拙劣な手段。⇔上策。
こがたな‐ざいく【小刀細工】
1 小刀1を用いて細工をすること。また、その細工物。 2 こせこせした策略。「—を弄(ろう)する」
こ‐ざいく【小細工】
1 こまごまと手先を使った細工。また、その細工物。 2 その場かぎりの策略。つまらない計略。「—を弄(ろう)する」
こ‐ち【故知/故智】
昔の人の用いた知恵。先人の試みた策略。「—に倣う」
こん‐たん【魂胆】
1 心に持っているたくらみ。策略。「何か—のありそうな顔」 2 入り組んだ事情。内情。「—の来た夜初会は微塵なり」〈柳多留・一二〉
さい‐りゃく【才略】
才知と策略。知恵とはかりごと。「—にたけた人」
さく【策】
[音]サク(漢) [訓]むち [学習漢字]6年 1 文字を書き付けた竹のふだ。特に、天子が下す文書。「策命」 2 はかりごと。計画。計画を立てる。「策士・策定・策略/画策・奇策・失策・術策・政策...
さく‐おう【策応】
[名](スル)互いに策略を通じ合って助け合うこと。示し合わせること。「あいつが、パルチザンと—して、わざと道を迷わしとるのかもしれん」〈黒島・渦巻ける烏の群〉
さく‐し【策士】
策略を立てることに巧みな人。好んで事をたくらむ人。「政界の—」