ちゅう‐さく【籌策】
1 はかりごと。計略。策略。籌算。「されば—を帷帳(ゐちゃう)の内に廻らし」〈曽我・二〉 2 仲裁。仲介。「糟谷こそ二条殿の女房たちを恋ひ申し、将軍の御—にてありけるが」〈伽・三人法師〉
ちょう‐ぎ【調義/調儀】
工夫・策略をめぐらすこと。また、その才知。「諸事につきて、その身—のよきゆゑぞかし」〈浮・永代蔵・一〉
ちょっきゅう‐しょうぶ【直球勝負】
1 野球で、直球を投げてバッターを打ち取ろうとすること。 2 策略を用いることなく、正々堂々と物事に向かい合うこと。
手(て)に乗(の)・る
1 策略におちいる。「まんまとこちらの—・る」 2 自分の自由になる。「この位にせにゃ、男は—・らぬわいな」〈伎・貞操花鳥羽恋塚〉
て‐もり【手盛(り)】
1 自分自身で食べ物を食器に盛ること。「—の飯」 2 自分勝手に自己の利益を図ること。→御手盛(おても)り「郎中の官でありつる春と云ふ者を、—に丞相にないたほどに」〈史記抄・淮南衡山伝〉 3 計...
とうり‐とうりゃく【党利党略】
自分の所属する政党の利益を第一として、そのためにめぐらす策略。「—だけでは選挙に勝てない」
ドン‐パスクワーレ【Don Pasquale】
ドニゼッティのイタリア語によるオペラ。全3幕。1843年初演。資産家の独身の老人ドン=パスクワーレが知恵者のマラテスタの策略にはまり、甥のエルネストとその恋人ノリーナの結婚を渋々認めるまでを描く。
は・める【塡める/嵌める】
[動マ下一][文]は・む[マ下二] 1 ある形に合うように中に入れておさめる。ぴったりと入れ込む。「障子を桟に—・める」「コートのボタンを—・める」 2 ある形に合うように外側にかぶせる。環状の...
ひ‐さく【秘策】
ひそかに練った策略。だれも知らないすばらしい策。「—を授ける」
へんか‐きゅう【変化球】
1 野球で、投手の投球が打者の近くで曲がったり、急に落ちたりするもの。また、その球。→直球1 2 (比喩的に)策略を用いて物事を行うこと。「首相の答弁は—でね。裏がある」→直球2