にほん‐びょう【日本病】
1990年代初頭のバブル経済崩壊後、長期にわたって経済が低迷し、景気回復や財政再建に向けた効果的な政策を打ち出すこともできない日本の状況を揶揄(やゆ)する言葉。
にほんれっとうかいぞう‐ろん【日本列島改造論】
昭和47(1972)の自由民主党総裁選挙で田中角栄が提唱した政策構想。また、その内容を記した著書。過密都市から地方への工業分散、新地方都市の建設、高速道路・新幹線などの高速交通網の整備を柱とした。
ニュー‐ディール【New Deal】
《新規まき直しの意》1933年以降、米国大統領F=ルーズベルトが大恐慌による不況の克服を目的として実施した一連の社会経済政策。農業調整法・全国産業復興法・社会保障法などの制定・施行、テネシー渓谷...
ニュー‐フロンティア【new frontier】
1 新天地。 2 《New Frontier》米国のケネディ大統領が1960年代初めに提唱した改革政策。社会福祉の充実、人種差別の廃止などを目指す。
ニラ【NIRA】
《National Industrial Recovery Act》全国産業復興法。米国のニューディール政策の一環として、1933年制定された法律。初期ニューディール政策の中心となった総合的産業...
にんき‐とり【人気取り】
世間や周囲の人気を得ようとすること。また、それが巧みな人。「—の政策」
にんそく‐よせば【人足寄場】
江戸幕府が幕臣長谷川平蔵の献策により設置した浮浪人収容所。寛政2年(1790)老中松平定信が無宿人や引き取り人のいない刑余者を江戸石川島に収容して生業を授けたのに始まる。常陸(ひたち)上郷村や長...
ネイチャー‐ポジティブ【nature positive】
生物多様性の減少傾向を食い止め、回復に向かわせること。特に、国の政策や企業の経済活動による取り組みをさすことが多い。
ネオコーポラティズム【neocorporatism】
主要な行政・経済政策の策定に、関係する各界の利益代表を参加させ、利害の調整を図って政策を実施しようとする手法。新協調組合主義。
ネオ‐ファシズム【neo fascism】
主にイタリアでの、外国人労働者の排斥などを訴える政治思想。第二次大戦後に否定されたファシズム体制の、治安面や所得再分配などの政策を再評価する。イタリア社会運動(国民同盟)などの政党の理念となった。