すり‐はく【摺箔】
1 布帛(ふはく)に糊(のり)やにかわなどで模様を描き、金箔・銀箔を押しつけたもの。 2 能装束の一。白または浅葱(あさぎ)無地の平絹に金箔・銀箔で模様をすり出したもの。女役の着付けに用いる。
ぬい‐はく【縫箔】
1 刺繍(ししゅう)と摺箔(すりはく)を併用して布地に模様を表すこと。また、そのもの。 2 1で模様を表出した能装束。主に女役の着付けに用いる。
はく【箔】
1 金属をごく薄く打ち延ばしたもの。金箔・銀箔・錫箔など。「—を押す」 2 人が重んじるように外面的に付加されたもの。値打ち。貫禄。「—が落ちる」
はく【箔】
[人名用漢字] [音]ハク(漢) 1 すだれ。「珠箔」 2 すだれ状のすのこ。「蚕箔」 3 のべがね。「金箔・銀箔」