ほうかい‐ぶし【法界節】
俗曲の一種。清楽(しんがく)の「九連環」の囃子詞(はやしことば)「不開(ほうかい)」をもとに長崎で発生、明治23〜24年(1890〜1891)ごろに全国に流布した。長崎節。→法界屋
ほうかい‐や【法界屋】
1 巷間(こうかん)芸能の一。編み笠に白袴(しろばかま)の書生が、月琴を伴奏に法界節を歌って歩くもの。明治の中ごろ、全国で行われた。 2 1の流れを引く巷間芸能。印半纏(しるしばんてん)に腹掛け...
ほうかい‐りんき【法界悋気】
自分に関係のないことに嫉妬(しっと)すること。おかやき。「—、瞋恚(しんい)の怒り綱切れて、鎮め兼ねたる折節」〈浄・鑓の権三〉
ほう‐しん【芳辰】
1 よい日。よい時。吉日。 2 かぐわしい春の時節。
ほうとく‐しほう【報徳仕法】
江戸後期、二宮尊徳によって説かれた、節約・貯蓄を中心とする農民の生活指導などを通じて農業経営のたてなおしと農村復興をはかる方法。尊徳仕法。
ほうらい【蓬莱】
中国の神仙思想に説かれる三神山の一。山東半島の東方海上にあり、不老不死の薬を持つ仙人が住む山と考えられていた。蓬莱山。蓬莱島。よもぎがしま。
富士山・熊野山など霊山・仙境の異称。
熱田...
ほうらい‐ちく【蓬莱竹】
イネ科の竹。高さ約5メートル。節から多数の枝を出し、葉は先がとがり、枝の両側に並ぶ。中国からインドシナの原産で、暖地で栽培される。土用竹。
ほかい【祝ひ/寿ひ】
《後世は「ほがい」》 1 言葉でいわうこと。また、祝い言。ことほぎ。〈黒本本節用集〉 2 「乞児(ほかいびと)」の略。「—が詠(うた)ふ二首」〈万・三八八五・題詞〉
ほ‐きゃく【歩脚】
1 節足動物の胸部または頭胸部につく脚のうち、歩行に用いられるもの。 2 陸上動物の歩行に用いられる足。
ほご・れる【解れる】
[動ラ下一][文]ほご・る[ラ下二]「ほぐれる」に同じ。「体の節々の—・れるような慵(ものう)い、だるい日が続く」〈谷崎・悪魔〉