し‐かん【篩管/師管】
植物の維管束の篩部を構成する主要素。葉で作られる同化物質を下へ流す通路で、細長い細胞が縦につながった管状の組織をなす。細胞の境の膜(篩板)に多数の小孔がある。ふるい管。
ふるい‐かん【篩管】
⇒しかん(篩管)
し‐こつ【篩骨】
頭蓋骨(とうがいこつ)で、眼窩(がんか)と鼻腔の一部をつくる骨。多数の小腔がある。
しこつ‐どう【篩骨洞】
鼻の上部、左右の目の間に位置する篩骨の内部にある空洞。副鼻腔(ふくびくう)の一つ。目と鼻梁(びりょう)の間に位置する。篩骨蜂巣。
しこつ‐ほうそう【篩骨蜂巣】
⇒篩骨洞
し‐ばん【篩板/師板】
篩管(しかん)の細胞の境界に相当する細胞壁。篩孔(しこう)とよぶ多数の小孔がある。
し‐ぶ【篩部/師部】
植物の維管束を形成する、篩管を中心とする部分。ふつう篩管・篩部繊維・篩部柔組織・伴細胞からなり、同化物質の移動、植物体の支持、養分の貯蔵などの役割をもつ。ふるいぶ。
ふるい‐ぶ【篩部】
⇒しぶ(篩部)
しぶ‐せんい【篩部繊維】
篩部の一部をなす繊維組織。篩管の外側にあって、細長い繊維細胞からなる。→靭皮繊維(じんぴせんい)
ふるい【篩】
円形・方形の枠の下に、網を張った道具。粒状のものを入れて振って、網目を通る細かいものをより分ける。