ひらき‐ぶみ【開き文】
1 封をしていない書状。 2 紋所の名。結び文の開いたさまをかたどったもの。
ふくら‐すずめ【膨ら雀/脹ら雀/福良雀】
1 まるまると太った雀。また、寒さに全身の羽毛をふくらませている雀。《季 冬》 2 紋所・文様の名。羽をのばした1の姿を図案化したもの。 3 女性の髪の結い方の一。2の形に似せて中央を締め、左右...
ふじ【藤】
1 マメ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に自生し、つるは右巻き。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。5月ごろ、紫色の蝶形の花が総状に垂れ下がって咲く。豆果は秋に暗褐色に熟す。園芸品種が多く、棚作...
ふじ‐の‐まる【藤の丸】
1 藤の花を円形に図案化した文様。 2 紋所の名。二房の花を円形に描いたもの。上がり藤と下がり藤がある。
ふたつ‐どもえ【二つ巴】
紋所の名。巴の渦を二つ組み合わせたもの。
ふたつ‐ひきりょう【二つ引(き)両】
《「ふたつびきりょう」とも》紋所の名。輪の中に横に2本の線のあるもの。足利氏の家紋。
ふたまた‐だいこん【二股大根】
1 根の途中から二つに分かれている大根。大黒天に供える。 2 紋所の名。1を図案化したもの。
ふん‐どう【分銅】
1 秤(はかり)で物の重量をはかるとき、重量の標準として用いるおもり。金属製で、円筒状・釣鐘状などに作られている。法馬(ほうま)。ふんどん。 2 金や銀の塊を分銅形に鋳造したもの。蓄えて不時の用...
ぶどう【葡萄】
1 ブドウ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。蔓は屈曲し、葉の変形した巻きひげで他に絡みつく。葉は手のひら状で浅い切れ込みがある。初夏、黄緑色の小花が集まって咲き、秋に多汁の実が房状に垂れ下がる。実...
へい【幣】
1 神前に供える布帛(ふはく)。みてぐら。ぬさ。 2 貢ぎ物。礼物。 3 紋所の名。御幣(ごへい)を図案化したもの。