あら‐たま【粗玉/新玉/荒玉/璞】
1 掘り出したままで、まだ磨いていない玉。 2 その真価や完成された姿をまだ発揮していないが、素質のある人。「爺いさんの記憶にあるお玉の姿は、まだ—の儘(まま)であった」〈鴎外・雁〉 3 (新玉...
一切(いっさい)衆生(しゅじょう)悉有仏性(しつうぶっしょう)
生きとし生けるものはすべて生まれながらにして仏となりうる素質をもつということ。涅槃経に説く。一切皆成。
いっせんだい【一闡提】
《(梵)icchantikaの音写。断善根(だんぜんこん)・信不具足(しんふぐそく)と訳す》仏法を信じることなく、成仏の素質を欠く者。
う‐しょう【有性】
仏語。 1 あること。存在すること。 2 悟りを開く素質のあるもの。仏性を持っているもの。⇔無性。
エスがた‐しょうわくせい【S型小惑星】
太陽系の小惑星のうち、ケイ素質のもの。ケイ酸やケイ酸塩鉱物を多量に含む。石質隕石の起源と考えられる。小惑星はスペクトルにより、ほかにM型小惑星、C型小惑星に分類される。
おう‐じゃく【応迹】
《「おうしゃく」とも》仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が世の人の素質に応じて仮に現した姿、体。
おう‐じん【応身】
《(梵)nirmāṇa-kāyaの訳語》仏の三身の一。世の人を救うため、それぞれの素質に応じてこの世に姿を現した仏。釈迦(しゃか)など。
き【機】
[名] 1 物事の起こるきっかけ。また、物事をするのによいおり。機会。時機。「—を見る」「反撃の—を逸する」 2 物事の大事なところ。かなめ。「—を制する」 3 飛行機。「プロペラ—」 4 仏...
き‐がい【機外】
1 機体の外。 2 能力・素質がないこと。「独り独仙君に至っては—の機を弄(ろう)し過ぎて」〈漱石・吾輩は猫である〉
驥足(きそく)を展(の)ば・す
《「蜀志」龐統伝から》 1 優秀な素質をもっている人が、その才能を存分に現す。「二人は秀才だったにも拘らず…その—・すことができなかった」〈中山義秀・厚物咲〉 2 自由に振る舞う。気ままに行動す...