こう【綱】
生物分類学上の基本階級の一。門の下、目の上に位置する。 [補説]門と綱の間に亜門や上綱などの階級が置かれることがある。例えば、脊索動物門の脊椎動物亜門に属する顎口上綱は哺乳綱・鳥綱・爬虫綱・両生...
こう【綱】
[常用漢字] [音]コウ(カウ)(呉)(漢) [訓]つな 〈コウ〉 1 太いつな。「綱維」 2 物事を統括する大筋。「綱紀・綱領/政綱・大綱・要綱」 3 生物学で、大きな区分け。「哺乳綱」 ...
こう‐い【綱位】
僧綱(そうごう)の位。古くは僧正・僧都(そうず)・律師。のちに法印・法眼・法橋(ほっきょう)が加えられた。
こう‐い【綱維】
1 大づなでつなぐこと。また、大づな。転じて、物事のおおすじ。大綱。 2 国家の法。 3 寺で僧を監督し、事務をとりしきる僧の総称。三綱(さんごう)などをいう。
こう‐き【綱紀】
《「綱」は太いつな、「紀」は細いつなの意》国家を治める大法と細則。また、一般に規律。「—の乱れを正す」
こうき‐しゅくせい【綱紀粛正】
[名](スル)国家の規律や秩序、また政治のあり方や政治家・役人の態度を正すこと。
こう‐しょう【綱掌】
僧職の一。法会の儀式をつかさどる僧の役名。
こう‐じょう【綱常】
《「綱」は三綱、「常」は五常》人の踏み行うべき道。
こう‐もく【綱目】
《「綱」は網の大綱(おおづな)、「目」は網の目の意》物事の大要と細部。物事を分類・整理するときの大きな区分けと小さな区分け。
こう‐よう【綱要】
基本となる主要なところ。骨子。多く書名に用いられる。「物理学—」