かん【緩】
[形動][文][ナリ]物事の進行がゆったりしているさま。「或いは急に、或いは—に遠慮なく駆け廻る」〈緑雨・油地獄〉
かん【緩】
[常用漢字] [音]カン(クヮン)(漢) [訓]ゆるい ゆるやか ゆるむ ゆるめる ゆとりがある。ゆったりとしている。ゆるくする。「緩急・緩衝・緩怠・緩慢・緩和・緩下剤/弛緩(しかん)」 [名の...
かん‐かん【緩緩】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆるやかなさま。急がないさま。ゆったり。「遅々として往き、—として歩し」〈鉄腸・雪中梅〉
し‐かん【弛緩】
[名](スル)《慣用読みで「ちかん」とも》ゆるむこと。たるむこと。「筋肉が—する」
ち‐かん【弛緩】
[名](スル)「しかん(弛緩)」の慣用読み。
ち‐かん【遅緩】
[名・形動]ゆっくりしていること。おそいこと。また、そのさま。「—な薬効」「特に小心謹慎にして、事を作す—なるのみ」〈中村訳・西国立志編〉
ゆる【緩】
[形動ナリ] 1 締め方がきつくないさま。ゆるいさま。「(髪ヲ)いと—にひき結はせ給ひて」〈栄花・楚王の夢〉 2 ゆっくりとしたさま。「花誘ふ風—に吹きける夕暮れに」〈宇津保・国譲下〉 3 寛大...
ゆる‐ゆる【緩緩】
[副] 1 動作や気分がゆったりしているさま。のびのび。「別荘で—(と)くつろぐ」 2 急がないさま。ゆっくり。「葬列が—(と)進む」 3 柔らかいさま。「堅かりける物、—となりて」〈沙石集・...