にわ‐さき【庭先/庭前】
縁側に近い庭の部分。ていぜん。
ぬれ‐えん【濡れ縁】
雨戸の敷居の外側に設けられた雨ざらしの縁側。
はい‐こ・む【這い込む】
[動マ五(四)] 1 這って中に入り込む。這い入る。「縁側へ上って座舗(ざしき)へ—・み」〈二葉亭・浮雲〉 2 夜ばいをする。「奴は下女癖があると見えて今でも下女に—・む」〈魯庵・社会百面相〉
はし【端】
《「はじ」とも》 1 中央や中心からいちばん離れた部分。 ㋐細長いものの先端や末端。「棒の—」「行列の—」 ㋑ある場所や空間内の、周辺に近い部分。「手紙の—に書き添える」「机を部屋の—に寄せる」...
はし‐い【端居】
[名](スル)家の端近くに出ていること。特に、夏、風通しのよい縁側などに出ていること。《季 夏》「椽(えん)に—して」〈漱石・一夜〉
はた‐いた【鰭板/端板】
1 庇(ひさし)の両側、縁側の先端などに用いる板。 2 壁・脇障子・板塀の羽目板。
ひ‐さし【庇/廂】
1 建物の窓・出入り口・縁側などの上部に張り出す片流れの小屋根。軒(のき)。 2 帽子の、額の上に突き出た部分。つば。 3 「庇髪(ひさしがみ)」の略。 4 寝殿造りで、母屋(もや)の外側に張り...
ひろ‐えん【広縁】
1 幅の広い縁側。 2 「広庇(ひろびさし)」に同じ。
ふみ‐いし【踏(み)石】
1 玄関や縁側の上がり口に据えて、脱いだ履物を置く石。沓(くつ)脱ぎ石。 2 庭・通路などに一定の間隔で置いた石。飛び石。
ほの‐あかる・い【仄明るい】
[形][文]ほのあかる・し[ク]ほんのりと明るい。「広い縁側が—・く見えるなかに」〈漱石・文鳥〉