ぜん‐えん【前縁】
1 前世の因縁。 2 前の方の縁(ふち)。 3 航空機の翼の、気流に対して風上側の縁。
袖(そで)すり合(あ)うも多生(たしょう)の縁(えん)
「袖振り合うも多生の縁」に同じ。
袖(そで)振(ふ)り合(あ)うも多生(たしょう)の縁(えん)
道で人と袖を触れあうようなちょっとしたことでも、前世からの因縁によるものだ。袖すり合うも多生の縁。→多生の縁 [補説]「多生」は、仏語で、何度も生まれ変わること。「他生の縁」とも書くが、「多少の...
ぞう‐えん【雑縁】
仏語。仏道の修行や往生を妨げる種々の縁。邪見・誘惑・煩悩(ぼんのう)など。
ぞうじょう‐えん【増上縁】
仏語。 1 他のものが果として生じるときの間接的原因と、生じることを妨げないすべてのもの。因縁・等無間縁(とうむけんえん)・所縁縁(しょえんねん)とともに四縁の一。 2 浄土教で、三縁の一。名号...
ぞく‐えん【俗縁】
世俗での縁故。特に、僧尼が出家する以前の親類・縁者。「—を絶つ」
たけ‐えん【竹縁】
竹材を並べて張った縁台・縁側。
他生(たしょう)の縁(えん)
「多生の縁」に同じ。
多生(たしょう)の縁(えん)
この世に生まれ出るまで、何度も生死を繰り返している間に結ばれた因縁。前世で結ばれた縁。「袖振り合うも—」 [補説]「他生の縁」とも書く。
たたみ‐べり【畳縁】
畳のふち。また、そこにつける布。