あやおり‐だけ【綾織(り)竹】
竹に色紙を螺旋(らせん)形に巻き、端に同色の房をつけたもの。踊りに、また、綾織りの曲芸に使う。綾竹。
あや‐ぎぬ【綾絹】
綾織りの絹。あやけん。
あや‐ゴロ【綾ゴロ】
綾織りのゴロフクレン。
あや‐じ【綾地】
綾織りの布地。
あや‐だけ【綾竹】
1 機織り機で、縦糸のもつれを防ぎ、順序を正しくするために、その間に入れる細い竹の棒。綜竹(あぜたけ)。 2 引き窓の引き縄を掛けるため横に渡した竹。 3 「綾織り竹」に同じ。
あや‐ぬの【綾布】
綾織りの布。倭文(しず)。
あや‐はとり【漢織】
《「はとり」は「はたおり」の音変化》古代、中国から渡来した綾織りの技術者。→呉織(くれはとり)「—、呉織(くれはとり)…を将(ゐ)て」〈前田本雄略紀〉
あやべ【綾部】
京都府中西部、福知山盆地にある市。江戸時代は九鬼氏の城下町。古代には、綾織りを職とする漢部(あやべ)が居住していた。繊維・機械工業が盛ん。大本教(おおもときょう)発祥の地。人口3.6万(2010)。
あや‐むしろ【綾筵】
模様を織り出したむしろ。「独り寝と薦(こも)朽ちめやも—緒(を)になるまでに君をし待たむ」〈万・二五三八〉
あや‐め【漢女】
古代、大陸からの渡来人のうち、機織り・裁縫などに従事した女性。